「巨人を出るだけの勇気と根性はあるかと言われて…」巨人軍初のFA行使“前夜” 駒田徳広氏が恩師の存在を明かす 長嶋監督とも「なかなかうまく話し合いもできませんでした」

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駒田氏は2000本安打も達成、現役時代は満塁男として勝負強さを発揮した(C)産経新聞社

 巨人OBで現役時代は「満塁男」の愛称で知られ、昨季限りで巨人3軍監督を退任した駒田徳広氏が1月20日に放送された「プロ野球 レジェン堂」(BSフジ)に出演。巨人のルーキー時代からFAで横浜に移籍した現役時代を振り返った。

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 奈良県出身。桜井商高時代の43本塁打、打率.490の圧巻パフォーマンスで1980年のドラフト2位入団を果たした駒田氏。当初は投手として入団するも、野手転向を志願。プロ3年目の初打席で史上初の満塁ホームランを放ったこともあり、段々と頭角を現していく。

 一方、転機となったのは1993年オフのFA権行使にあった。

 93年は藤田元司監督が4シーズン指揮を執った後に、長嶋茂雄監督が復帰したシーズンにあたる。第二次政権の始まりだった。

 長嶋監督も駒田氏に期待をかけたが、「自分じゃ考えられないぐらいに絶不調になった」という。さらに窮地に陥ったのは「お盆すぎるぐらいから」ささやかれていたという三冠王の落合博満氏が巨人に来るという噂だった。

 そのときの心境を駒田氏は「色々話し合おうと思ったのですが、なかなかうまく話し合いもできませんでした」「長嶋さんともコーチとも」と、チーム内で孤立を深めていったと振り返る。

 ポジションがかぶる選手獲得の噂に焦燥感にかられる中、救いの手を求めたのは、入団時の指揮官で前年度までチームの指揮を執った恩師の藤田監督だったという。

 電話をかけると「(球団に)売り言葉に買い言葉みたいにお前のことだからな、『出ていってやる!』とか言うんじゃねーぞと叱られて」と駒田氏の一本気な性格を熟知しているとあって、いさめられたとした。

 その上で藤田監督が球団内の事情を探ったところ、この年から導入されたFA権を行使しない限り、トレードで放出の可能性があると知らされたという。

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