「なんで野球をやってるんだ?」の声も…早くも起きた中傷騒動 台湾主将の左手骨折で死球を与えた豪投手がインスタ閉鎖【WBC】

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死球を受け、苦悶の表情を浮かべるチェン・ジェシェン(C)Getty Images

 やり場のない怒りは、あろうことか敵投手へと向けられた。

 3月5日にいよいよ開幕したワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。その号砲を鳴らした東京ドームでの1次ラウンドC組の試合では、上位進出が期待される2024年のプレミア12王者の台湾が豪州に0-3と完封負け。地力が拮抗したチーム同士の負けられない一戦で悔しい黒星スタートとなった。

【動画】台湾の星チェン・ジェシェンが顔を歪めた骨折シーンを見る

 台湾にとって何よりも手痛かったのは、チームの精神的支柱でもある主将チェン・ジェシェンの離脱だ。豪州の2番手であったジャック・オローリンと対峙した6回に左手付近に死球を受けて途中交代。4万523人が詰めかけた場内が騒然となる中でベンチ裏へと退いていった。台湾メディア『TSNA』によれば、試合後に診断を受けた結果、「左手人差し指の部分骨折」と判明。6日に迎える日本との大一番はおろか、今大会中の鮮烈復帰も絶望的な状況となった。

 CPBL(台湾プロ野球リーグ)で、史上最高額となる10年総額2億台湾元(約9億円)の契約を締結した“台湾球界の顔”でもあるチェン・ジェシェンだけに、負傷離脱による戦力ダウンは計り知れない。ゆえに苛立ちを溜め込んだ同国のネットユーザーは、不満の矛先をオローリンに向けた。

 当然、25歳の左腕からすれば、不可抗力の一球だった。しかし、彼のインスタグラムには「あんなボールを投げたこと謝ろうともしないのか」「くそったれ」「俺たちがボールの投げ方を教えようか?」「まともに投げることもできないのに、なんで野球をやってるんだ?」といった侮辱的なコメントが集中。ついには一時的にアカウントを閉鎖する事態ともなった。

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