WBCで目に見える結果を残し、期待が高まった吉田だったが…(C)Getty Images
メジャー移籍から4年。和製大砲は今まさにキャリアの正念場を迎えている。レッドソックスの吉田正尚だ。
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が行われた今春、吉田は早々に“実戦”を経験。日本代表打線のコアとしてしっかりと結果を残した。全5試合に出場して、打率.375のハイアベレージを叩き出した32歳は、2本塁打、6打点、出塁率.444、長打率.813、OPS1.257と目に見える形でチームの期待に応えた。
【動画】頼りになり過ぎる侍の4番!吉田正尚の逆転2ランを見る
侍ジャパン(野球日本代表の愛称)で絶対的な地位を確立した吉田だが、所属するレッドソックスに戻れば、立場は一変する。今オープン戦での打率は.000(12打数0安打)と打てていないベテランは、WBC参加のための調整を余儀なくされた影響もあるとはいえ、ここまで外野のレギュラー争いで後退気味だ。
なにせレッドソックス外野手陣の序列争いはし烈を極める。ローマン・アンソニー、ジャレン・デュラン、セダン・ラファエラ、ウィルヤー・アブレイユとWBCでもアピールに成功した若手が“レギュラー格”と見なされる状況において、吉田の立場は不安視され続けている。
実際、地元メディアではトレード放出の噂は尽きない。日々レッドソックスのあらゆる情報を発信しているボストンのニュースサイト『MASS Live』は「開幕までにアレックス・コーラ監督が答えなければならない5つの課題」と銘打った特集記事を掲載。クローズアップされたトピックの内の一つとして「マサタカ・ヨシダのトレードは、状況を一変させることになるか」と記述。残り2年で約3700万ドル(約58億4600万円)の契約を残している日本人スラッガーの去就について分析した。