夢舞台へ挑戦する渋野・古江に大会直前インタビュー「LPGA女子ゴルフツアー 2022最終予選会」
渋野日向子、古江彩佳/Getty Images
世界最高峰のLPGA女子ゴルフツアーへの出場権を懸けて、日本時間の今夜から始まる2022シーズンの最終予選会に渋野日向子と古江彩佳が出場する。
これまでも宮里藍をはじめ、畑岡奈紗らがこの米ツアーへの登竜門を通り抜け、世界を舞台に躍動してきた、女子ゴルフツアーの頂点に立つ夢舞台。この大一番を控えた渋野、古江両選手にインタビューを行なった。
渋野日向子
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Q.去年は予選会が中止になってしまいましたが、今年は待ちに待った米ツアーでの第一歩だと思います。率直な気持ちを教えてください。
「今は楽しみな気持ちでいっぱいで、到着した次の日から練習ラウンドを回っていました。ただ、明日からはちょっと緊張するだろうなという感じではありますし、やっぱりコースも日本とは全然違うので、ちょっと手強いなと思います」
Q.アメリカに早めに入ったと思いますが、準備してきた部分はありますか?
「2コースあるので、どちらも2回ずつ回ってグリーン周りを入念に調べる日と、今日はパッティング、グリーン上を調べる日、と分けてしっかり時間を使ってやってきました」
Q.フォールズとクロッシングスとの2コースそれぞれの印象はどうですか?
「似たような感じかなとは思います。グリーンが見た目とは違う傾斜がすごくあるなと感じているので、まだまだ距離感などが全然合っていないんですけど、下りはすごく速いですし、上りもイメージが速いイメージがあります。グリーン周りのティフトンが難しいので、(対策としては)そこの練習をたくさんすることかなと思います」
Q.毎日コースが入れ替わりますが、その辺の戦略はありますか?
「戦略はないです(笑)。戦略はないんですけど練習ラウンドを回ってみて、あんまりショットのランが出ない、ほぼゼロのような感じだったので、その分ピンと同じ面を狙っていきやすいかなと。しっかり狙って行ける所は狙って、安全に行くところは安全に、というメリハリをつけて行けたらと思います」
Q.今年の米ツアーへの出場経験も役に立つと思いますが、その辺りはどうですか?
「このQスクールの4日間の経験って本当に大きいと思うので、今考えれば全英AIG女子オープンで優勝して、そのままメンバーシップ登録をしなくてよかったなっていうふうに思います。この経験をして(最終予選会を)通ったことにより、次の米ツアーでも活かせると思うので、しっかり経験を生かせるように頑張りたいです」
Q.2週間の長丁場になりますが、意識したい部分などはありますか?
「やっぱり1日の結果に対してあんまりクヨクヨしないというか。4日間で一旦予選落ちはありますけど、8ラウンドあるということで予選を通ってしまえば、まだまだチャンスはあると思います。ひとつのミスでめげないように、気持ちの問題かなと思います」
Q.最後に今週に向けて意気込みをお願いします。
「やっとスタート地点に立てる場所に来られたので、悔いの残らないように、今までやってきたことを信じて頑張りたいと思います」