日ハム・清宮、中日・根尾、巨人・秋広・・・各ロマン砲たちの「中間通信簿」とは
今日23日からオープン戦がスタートする。各球団、キャンプの最終段階を迎え、今後は実戦を経ていざ1か月後に控える開幕へ進むことになる。
そこで気になるのは、春キャンプで成長が期待された各球団の「ロマン砲」たち。見るものにロマンを感じさせる、高い能力を秘めていると期待の選手たちの「現在地」をリポートする。
まずトップバッターは球界きってのロマン砲といわれる・日本ハム・清宮幸太郎内野手(22)。今オフは新庄監督の指令も受け9キロ減でキャンプイン。「ニュー清宮」の爆発が期待されている。
16日の中日との練習試合では敵将・立浪監督の指導を受けるなども注目を集めたが、肝心の打撃はといえば・・・。
「中日との練習試合で安打こそ出ましたが、状態は決して良くない。現在は前に突っ込む癖や、ヘッドを返さないように意識付けしている段階のようですが、なかなか安定しない。今後は実戦での結果が求められていく。その中で自分の形が見つけられるか」(放送関係者)
清宮に関しては守備難も課題にあがる。減量したニューボディばかりが注目を集めているが、ここからはシビアに結果も求められそうだ。
そしてこちらも注目を集めているのはプロ4年目の中日・根尾昂内野手(21)だ。今キャンプでは中村コーチによる「はだしトレ」が注目を集めたほか、最近も実戦に出ず、森野コーチと居残りで課題の打撃に1日中向き合うなど、チームあげて、根尾の育成に力を傾けている。
立浪監督は根尾の打撃に関して「早く自分の形を見つけてほしい」という。現在はフォームの見直し、タイミングの取り方など一から取り組んでいるが、光はまだ見えてこない。チームではプロ3年目の石川昂、この根尾ら若手たちが次世代の主軸として期待されている。近年は投高打低が定着しているチームの起爆剤となれるか。今後も試行錯誤の日々は続きそうだ。