日ハム・清宮は今季も「ロマン砲」のまま終わってしまうのか 一軍に定着できない「致命的な問題」とは
開幕まで残り1週間となる中、注目を集めるオーダーについて日本ハム・新庄監督は、5月の打順は開幕から1か月の打率の高い順で打順を決めるプランを明かした。
「打率のいい順に1番からもっていくのも面白い」とコメント。目的としては長打力、出塁率を高めること以外にも選手に聞き取りをした結果、最近の傾向として「1番」志望の選手が多いことから、選手に奮起を促す意味でも「打率のいい順打線」構想を明かした。
監督自ら「暴れまくる」と明言する注目のシーズンがいよいよ始まる。ただ、あのロマン砲の姿がまったく見えてこない。
今季でプロ5年目を迎え、本格覚醒が期待されている清宮幸太郎内野手(22)のオープン戦戦績はここまで21打数4安打で打率・190と低迷。キャンプ前は監督指令で9キロ減量したことで話題となるも、実戦が始まると、現在5号をマークしオープン戦本塁打トップと暴れまくる万波や今川、ドラフト3位ルーキーの水野といった「新庄チルドレン」には残念ながらエントリーされていない模様だ。
このままの成績では開幕一軍も危ぶまれる中、清宮の抱えるウイークポイントについてこんな声もある。
「以前からの課題ですが、インハイに弱い。昨年ルーキーイヤーの阪神・佐藤輝明なども同様の課題を持っていましたが、インハイを攻められて、腰が引けてしまったところで外角を攻められ、振らされてしまう。好球必打とはよくいいますが、選球眼も大事になってくるし、いかに打てる球をしっかり捉えられるが求められる」(球界関係者)