メキシコ撃破の侍ジャパン、高いチーム力を米放送局も絶賛「もっとも成功したチームであるのは疑いようがない」
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ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝で日本代表「侍ジャパン」はメキシコを6-5で下し、3大会ぶりの決勝進出を決めた。終始、リードを許すなど、苦しい展開が続いた中、投・打で粘りを見せ、土壇場の9回裏、2人のランナーを置いた場面で村上宗隆がセンターオーバーの2ベースヒットを放ち、大谷翔平、周東右京が生還。劇的な逆転サヨナラ勝ちを収めた。
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死闘となったメキシコ戦を含め、まさに全員が一丸となって勝ち進んでいる侍ジャパン。3度目の決勝戦を前に、海外メディアも今大会の日本代表の強さにフォーカスしている。
米放送局『CBS Sports』が躍進を続ける侍ジャパンの特集記事を配信しており、今回のチームの特徴などを挙げながら、好調の要因を綴っている。
記事では冒頭より「WBC史上、日本は最も成功したチームであることは疑いようがない。日本は、2006年と2009年の両大会で優勝し、最初の4大会でトップ3入りを果たした唯一のチームである。また、日本は2020年の東京オリンピックの一環として野球で金メダルを獲得し、国際的な野球競技において最も支配的な国としての地位を確固たるものにした」とWBCや東京五輪での実績を列挙。
続けて、今大会での日本の強さの要因としてメジャーリーガーの存在を指摘。同メディアは「ユウ・ダルビッシュやショウヘイ・オオタニに加え、レッドソックスに移籍したマサタカ・ヨシダは新しい環境に慣れるためにWBCを見送る必要があった。カージナルスのラーズ・ヌートバーも、チームのキャンプに参加し、昨シーズンのブレイクが本物であったことの証明に専念することができたはずだ」として、代表を牽引しているメジャープレーヤーを称えている。