「監督として長すぎる」球界OBが指摘する巨人・原政権の「問題点」とは
なかなかチームが上向かず苦戦する原監督(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
GWも終わり、開幕から始まったシーズン序盤の戦いも一区切り。好調なチーム、なかなか波に乗れないチームと明暗も分かれてきている。
また、チームを率いる監督の采配にも注目が高まっている。この点に関して球界内からも様々な考察の声が上がっている。
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現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務めた野球解説者の高木豊氏は7日に更新した自身のユーチューブチャンネルでここまでの各球団の監督の采配について言及している。
まず評価が高かったのは、現在首位を走るDeNAの三浦大輔監督。4月は球団新記録となる16勝をマークするなど、ロケットスタートを果たした。注目したのは打順を大幅に替えたことにもある。
昨年までの佐野恵太、牧秀悟、宮崎敏郎のクリーンアップを解体。逆に1番バッタータイプと見られていた桑原将志を5番に起用するなど、大胆にメスを入れた。
この起用に関して高木氏は「選手の特徴をよく捉えた起用になっている」と評価。足も使える桑原は従来1番バッタータイプと見られていたが、出塁率が悪く、逆に勝負強さがあることで5番に置き、昨年も最多安打に輝くなど選球眼の良さで知られる佐野を1番に置くことで打線につながりが生まれ、より破壊力が増した。
ほかにもオフにメキシカンリーグに挑戦、今季に賭けている関根大気を抜擢など選手個々のアプローチにしっかりと目を向け、結果につなげていることで「色々監督としての手腕は感じる」と就任3年目にして、指揮官として確実に成長が感じられるとした。