ついに来た!原巨人で注目集めるCS争い「反撃のキーマン」
丸は今季不振のため、二軍落ちも経験している(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
巨人は8月22日のヤクルト戦(東京ドーム)に8ー4と勝利。劣勢の8回に丸佳浩の同点ソロ、ルイス・ブリンソンの勝ち越し10号ソロなど持ち味のパワーでヤクルトをはねのけた。
1点を追う8回一死、打席に入った丸はヤクルト屈指のセットアッパーでもある清水昇の2球目、抜けたフォークをしっかりと捉えると、右翼席中段へと放り込んだ。起死回生の同点ソロが飛び出すと続いたのはブリンソンだった。本拠地東京ドームで巨人ファンの興奮が冷めやらない中、同じく清水の甘く入ったフォークを捉え、2打席連続となる勝ち越しの10号ソロをマーク。この回は吉川尚輝の走者一掃の3点適時三塁打も飛び出し、一気に5点を加え、ヤクルトを押し切った。
【動画】ついに出た!丸が1点を追う8回にヤクルト・清水から同点の12号ソロを放ったシーン
チームにとって大きかったのは、丸に16試合ぶりのアーチが出たことにもある。プロ16年目を迎えるベテランも今季は苦しんでいる。開幕から好不調の波が激しく、オールスターブレイク中には不振のため二軍落ちも経験。ようやく戻ってきたかと思えば、左ひざ蜂窩織炎(ほうかしきえん)のため、8月3日に再び登録抹消となった。
調整して最短の今月15日にチームに再合流したが、試合前までの打率は・111と本来の調子を取り戻せず、状態が心配されていた。