【巨人】9回に一死も奪えず2被弾の大勢に「このままではセーブシチュエーションでは使えない」球界OBからも心配の声
大勢は復帰後、2試合目の登板となった(C)CoCoKARAnext
巨人は9月21日に行われた阪神戦(甲子園)に5-3と勝利。6回に大城卓三の代打満塁弾が飛び出すなど一発攻勢で勝負を優位に進めたが、9回から登板した守護神・大勢が一死も取れず、2被弾と今後の影響が心配されている。
【動画】復帰後2試合目の登板となった大勢は9回に佐藤輝に2ランを許すなど、2被弾3失点でマウンドを降りた
先発した赤星優志は安定したピッチングを披露、阪神打線相手に8回6安打無失点、7奪三振と快投。無四球ピッチングも光り、4勝目をマークした。
打線は6回に丸佳浩の先制打を皮切りに二死満塁でコールされた代打、大城がグランドスラムをマークし、空気を一変させた。
しかし、5点差をつけて迎えた9回に登板した大勢がぴりっとしない。先頭の代打、ヨハン・ミエセスに外角直球を捉えられ、いきなり中越えソロを浴びると、続く大山悠輔にも初球の直球を二塁打とされる。さらには5番・佐藤輝明に低めのフォークを捉えられ右越え2ランを被弾。球数わずか8球、3連打で3点を失うと、たまらずベンチから原辰徳監督が飛び出し、交代を告げた。
その後、3番手の中川皓太が後続を断ち、何とか2点差のまま終了したが、試合後の指揮官の表情はけわしいままだった。残り8試合、目指すCSに向け一戦も落とせない戦いが続く中、大勢の乱調は不安材料となった。
大勢の現在の状態に関しては球界内からも様々な考察の声が出ている。現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務めた野球解説者の高木豊氏は22日に自身のYouTubeチャンネルを更新。各球団の戦いぶりを振り返る企画の中で、巨人・大勢について触れている。
大勢に関して「これはちょっと心配だよね」と高木氏はコメント。続けて「このままではセーブシチュエーションでは使えないということ」と起用法を考える必要があると言及。