「これは悪夢のようなシナリオだ」ジャイアンツ番記者が大谷翔平のドジャース入りに戦々恐々
大谷を加えたドジャース。厚かった陣容をさらに強化した(C)Getty Images
大争奪戦となった二刀流スターの獲得レース。最終的には本命視されていたドジャースへの移籍が決まったが、同地区のライバルは大谷翔平の加入に戦々恐々としているようだ。
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「二刀流のスーパースター、ショウヘイ・オオタニがライバルのドジャースと10年7億ドルの契約を結んだと発表し、ジャイアンツにとっては大いなる失望に終わった」と『MLB.com』のジャイアンツ番マリア・グアルダード記者が落胆した様子を示した。
『MLB.com』に掲載されたレポートのなかで同記者は、さらに「ジャイアンツにとっては悪夢のようなシナリオだ。ジャイアンツは、世代を超えた才能を切望していたのにそれを逃しただけでなく、ムーキー・ベッツやフレディ・フリーマンといったMVP級の選手をすでに擁する強力なラインナップに、ドジャースがまた新たなスター選手を加えるのを目の当たりにしたのだから」と、大谷のドジャース入りを嘆いた。
ジャイアンツはドジャース、ブルージェイズ、エンゼルスらとともに有力候補に挙げられていたが、惜しくも争奪戦で敗れた。グアルダード記者は「ジャイアンツは近年アーロン・ジャッジ、カルロス・コレア、ブライス・ハーパーなどの大物を逃した後、この日本のセンセーションを獲得するために大きなプッシュをすることが予想されていた」とも記載。過去には大物獲得に乗り出したが、今回も二刀流スターの獲得に失敗した。