MLB球団の“次のターゲット”と注目される今永昇太 米メディアは「マイナス点」を指摘も「十分な資質がある」
今永は渡米して本格的な交渉に入っているという(C)Getty Images
今オフ最大の目玉となっていた大谷翔平と山本由伸のドジャース移籍が決定した今、MLBの複数球団がDeNAからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す今永昇太に熱視線を送っている。現地ではヤンキース、メッツ、カブス、レッドソックス、ジャイアンツなどが左腕の獲得に興味を示していると言われ、最大で5年総額1億ドル(約140億円)のオファーが提示される可能性も報じられている。
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山本に続いて、争奪戦が繰り広げられそうな勢いだが、現地メディアが今永の“リアルな評価”を指摘している。現地スポーツメディア『CBS Sports』は「ショウタ・イマナガについて知っておくべき3つのこと」と題して特集記事を配信した。
同メディアはNPBでの実績については8年間の通算防御率が2.96を記録し、23年にはセ・リーグの奪三振王にも輝いていることも挙げて、「非常に完成度の高い投手」と高評価した。
一方で左腕に対して懸念される2つの“マイナス点”についても指摘。1つ目に「耐久性」を挙げ、「NPBの投手は、MLBのスケジュールに適応しなければならない。イマナガはシーズン170イニング以上を投げたことはなく、過去3年間の平均投球回数は155回程度。同じ3年間で同じスケジュールで働いたヤマモトは、1回あたり平均186イニングを投げている」と綴った。