メジャー前哨戦「ASIスコットランド女子オープン」畑岡、渋野ら日本勢に大会直前インタビュー
今季メジャー初戦となる全英AIG女子オープンの前哨戦。2017年に新設された大会で、欧州女子ツアー(LET)と共催される。会場はエディンバラの東部にあり、北海の海岸沿いに位置するリンクスコース。スコットランド特有の海からの強い風を受け、強く深いラフ、深いバンカーを持つ。
日本からは畑岡奈紗、渋野日向子、河本結、野村敏京、山口すず夏が参戦。開幕を直前に控えた日本勢にインタビューを行った。
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畑岡奈紗
Getty Images
Q.久しぶりのLPGAトーナメントとなりましたが、どんな気持ちで入りましたか?
「2月以来の試合なので凄くワクワクしています」
Q.来週はメジャーで、2週連続スコットランドということですが、まず印象はどうですか?
「月・火・水と凄く天気が良くてまだリンクスという感じをあまり味わっていないので、逆に明日からの天気とかがちょっと心配なんですけど、このコースはフロントナインで伸ばせたら、後半は良い流れで回れるんじゃないかなと思います」
Q.リンクスと言ってもちょっと変わった新しいスタイルなんですが、リンクスに関してはいかがですか?
「この休みの間も全英の開催が決まってから板の上でアプローチ練習や、下の硬いグラウンドに対応できる練習とかをしてきました」
Q.雰囲気もガラっと変わって、やっと試合を迎えられるという気持ちも一入だと思いますが、その辺りはいかがですか?
「そうですね。1月の時は世界中がこんな風になっちゃうとは思ってなかったので、こういう状況でも試合をしてくれるのは有難いことなんですけど、あんまり試合ができるって喜んじゃいけないのかなって思います」
Q.トーナメント、イベントの雰囲気もいつもと違うと感じますか?
「はい。選手ともかなり常に距離を取って、レストランでも椅子がなくて立ちっぱなしで食べるとかそういう感じなんですけど、まぁ新しいスタイルですね(笑)」
Q.その中で半年くらい自粛期間があって、試合に出場する/しないで悩んだこともあったかと思うんですけど、どのようなことを考えていましたか?
「そうですね。6月に一回日本で試合はしたんですけど、やっぱり試合をできるっていうのは幸せなことで、楽しいですし。試合をしていないとただただ練習・・・っていうのもつらいなと思いました」
Q.実際にどんなことに取り組んでいましたか?
「トレーニングのほうがどちらかと言うとメインで、あまりゴルフ場にも行けなかったので、行ってもコロナがひどいときは週に1回か2回とかで基本は家で練習とかトレーニングをしていました」
Q.今年は絶好調で開幕の2連戦を終えましたが、そのときの印象はいかがでしたか?
「良いスタートを切っていたのでこういうシーズンになっちゃったというのは残念なんですけど、またこの8月から試合が再開して12月まで試合が続くと思うので、一つでも多く勝てるように頑張りたいです」
Q.今、目の前の目標は具体的にどの辺りを目指していますか?
「まずはこのリンクスをしっかり攻略して、またこの2戦、予選通過を目指して頑張りたいなと思います」
Q.また凄くトレーニングをしたなという印象なんですけど、どんなことをされましたか?
「そうですか(笑)?去年のオフから上半身のトレーニングもするようになったんですけど、より深い筋肉のところまでやったりとか、色々変化はあると思います。少し距離も出るようになったと思います」
Q.少し大人っぽい雰囲気になったような気がしますが
「少し化粧とかも色々やったりしましたね、コロナの間(笑)」
Q.リンクスコースの攻略、キーポイントになりそうな部分を教えてください
「初めて回るんですけど、バックナインの方が海に近くて、特に13番が一番近いと思うんですけど、そこの風の読み。13番と15番が海沿いなんですけどちょっと風の質が違うというか、奥の木があるかないかでもだいぶセカンド以降の影響が違うので、そういうところの風の読みを気を付けたいのと、グリーンが意外と砲台じゃないので、ピンが奥にある時は結構奥に突っ込んでいったほうがグリーンに残れば上りのパットが残ったりするので、付ける位置も気を付けたいなって思います」
Q.来週はメジャーも控えていますが、それを受けてどんなお気持ちですか?
「そうですね。4年くらい前の男子の全英と会場が一緒なので、少しそういうビデオとかを見て勉強してきたので、まずは今週。来週に向けてもリンクスゴルフ、日本とかとは全く違うゴルフスタイルになるので、それに慣れたいなと思います」