【ドラフト】オリックスのドラフト指名を元ヤクルト編成部長が各球団の評価!「若くて楽しみな選手を上手く取れている」
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名将・野村克也氏の下、ヤクルト、阪神、楽天でヘッドコーチを務め、ヤクルトでは編成部長、ファームディレククターなども歴任。選手の目利きに定評のある松井優典氏が、オリックスバファローズのドラフト指名を評価した。
今月20日のドラフト会議で、オリックスはかねてから公言していた白鴎大・曽谷龍平投手の一本釣りに成功。その他にも育成を含めて、高校生や大学生、独立リーグからバランスよく指名した。
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松井氏は、「結構面白いドラフトをしたなと思うのが、オリックスだね」と話し、評価を”A”とした。
その理由については、「1位で曽谷を取れたのがかなり大きい。重複はしてないけど、即戦力で貴重な左投手。将来性も十分にある」と曽谷投手を単独で1位指名し、交渉権を獲得したことを高く評価した。曽谷投手は最速151キロの直球と、切れ味鋭いスライダーを武器に、3年秋には最多勝、最優秀防御率など5冠を獲得。1年目からの先発ローテーション入りも大いに期待できる。
また、松井氏は、「若くて将来が楽しみな内野手の日本航空石川の内藤や、盛岡中央高の斎藤などが上手く取れていて、良いなという印象」と、高校通算53本塁打の日本航空石川・内藤鵬内野手、最速152キロを誇る盛岡中央高・斎藤響介投手などポテンシャルの高い高校生2人を指名していることもポイントの高い点として挙げていた。
山本由伸や杉本裕太郎など、下位指名から主力になっている選手が多いオリックス。今年指名された選手も、素質を開花させ、将来の主力選手となることができるのだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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