いよいよFA戦線が本格化 「注目野手」と争奪戦となりそうな「ヒットメーカーの名前」
西川は今季リーグ2位の打率を残した(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
熱戦が続いた日本シリーズは阪神がオリックスを下し、38年ぶりの日本一を飾った。そして日本球界はいよいよFA戦線が本格化する。FA宣言が11月6日から解禁となった。
今季の有資格者の中で野手の特徴としては、山川穂高内野手(西武)、中田翔内野手(巨人)、西川龍馬外野手(広島)など、実績を残した選手が多いことにもある。
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山川は過去3度本塁打王に輝くなど長打力が最大の持ち味。今季は自身の不祥事で5月からファーム落ち。久々の実戦となった10月のフェニックス・リーグでは本塁打を放つなど衰えぬパワーを示した。すでに西武からは条件提示を受けており、動向が注目されている。
山川と同じく右のパワ―ヒッターの中田は今季開幕直後は、5番を任されるなど好調だったが、5月4日のヤクルト戦(東京ドーム)の走塁時に足を痛め、登録抹消。その後もコンディション不良に悩まされる時期があるなど、出場機会を減らした。今季は92試合に出場し、打率・255、15本塁打、37打点。一塁手としても堅守で知られる。今季から球団と3年契約を結ぶも、選手が契約内容を見直せるオプトアウトの条項がついており、来季のチーム構想では主砲・岡本和真が一塁固定となることから、出場機会を求めて宣言する可能性も浮上している。