再評価される巨人の2023年「超即戦力ドラフト」 首位打者争いのショートストップに加え、ドラ1右腕の巻き返しに期待

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ドラ1右腕の西舘もさらなる飛躍が期待されている(C)TakamotoTOKUHARA/CoCoKARAnext

 今年もドラフト会議まであと2か月。スポーツメディアは早ければ当日にも「勝ち組、負け組はどこ?」と12球団の指名を採点しますが、古くからプロ野球界ではこんな格言があります。

「ドラフトの成功は5年後、10年後にならないと分からない」

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 つまり、その時は甲子園のスターや東京六大学のビッグネームを獲得したチームが高評価を受けますが、必ずしもそれが「勝ち組」なのかは分からない。格言は、あくまで歴史の審判を経ないといけないと教えてくれます。

 それでは、「2023年の巨人軍ドラフト」は、どうでしょうか。支配下にはこんな選手が並びました。

1位 西舘勇陽投手(中央大)

2位 森田駿哉投手(Honda鈴鹿)

3位 佐々木俊輔外野手(日立製作所)

4位 泉口友汰内野手(NTT西日本)

5位 又木鉄平投手(日本生命)

スポーツ紙のデスクが言います。

「この年の巨人のドラフトは、支配下の高校生指名がゼロで、インパクトがありました。『未来より今』を重視して、戦力の上積みを狙ったものです。系列のスポーツ紙は『超即戦力ドラフト』と報じていましたが、一部メディアからは『それってどうなの?』『バランスを欠いていないか』という意見が見られたのも事実です」

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