再評価される巨人の2023年「超即戦力ドラフト」 首位打者争いのショートストップに加え、ドラ1右腕の巻き返しに期待
そして2年後、事態は意外な方向に進んでいました。
「ドラフトは5人獲得して、2人が一軍で戦力になれば御の字の世界です。しかし、この年の5人はいずれも一軍で頑張っている。中でも4位の泉口はお見事でしょう。当時は門脇がブレイクした後だったので、巨人ファンからも『果たして必要なのか?』『それなら高校生ショートを指名すべきでは』との声があったものです。しかし、今季の泉口はセ・リーグの打率3位(8月29日現在)で、首位打者も狙える位置にいるのです」
「2位の森田もけがから復帰し、左のエースを狙える力を秘めている。欲をいえば西舘はこんなもんじゃない。先発ローテの一角に君臨して欲しいなと思います」(前述のデスク)
西舘は今季12試合に登板(内、先発7試合)、2勝3敗、防御率4.28と苦しんでいる。現在は上半身のコンディション不良のため8月2日に登録抹消。ファームで調整を進めている。
「バランス型」もいいですが、明らかな意図を持って臨むのもドラフトの妙味。今年はどんなドラマが生まれるのでしょうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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