「ベストラインアップを何通りも作れる」史上最強のアメリカチームに日本が勝る部分とは
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来月開幕するWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に出場する全チームのロースターが発表された。
各国、トッププレイヤーたちの顔ぶれがずらりと並んでいるが、中でも注目は「史上最強」とも言えるアメリカだろう。
サイヤング賞、MVP、ホームラン王など、名だたるタイトルを獲得したスターたちが勢揃いだ。
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そんな最強アメリカチームについて、「侍ジャパン」で過去にコーチ経験もある井端弘和氏と、メジャーリーグアナリストの福島良一氏が、スポーツアンカー・田中大貴氏のYouTubeチャンネル「アスリートチャンネル」に出演し、戦い方や戦力について分析した。
まず、気になるのは、試合に出場するレギュラーメンバーについて。
中でも試合を作っていくための大事な投手陣について、エースに福島氏はあの投手を挙げた。
「実績からいっても、クレイトン・カーショウ(34=ドジャース)投手で間違いないでしょうね。メジャー通算で197勝挙げていて、サイヤング賞にも3回輝いている。まさしくドジャースのエースであり球界のエースですから。特に彼は春先の成績が素晴らしい。去年のレギュラーシーズンの開幕戦なんかは7回までノーヒットでしたからね」
一方、野手陣についてだが、今大会のアメリカはメジャーを代表するトッププレイヤーが勢揃いしているが故に「ドリームチーム2つ分作れる」と話す福島氏。
その上で、チームとしてこんな戦いができるのではと予想する。
「当然ベストラインアップを作るとしても、何通りも作ることができる。おそらくアメリカは、相手のチーム状況によって、ガラッと入れ替わるようなラインナップを作るでしょうね」
そうなると、各選手疲労度がたまりにくいため、各選手が毎試合ベストコンディションで臨めることにも繋がってくるだろう。