全豪オープン車いす部門が開幕!小田凱人、上地結衣インタビュー「攻めて、攻めて、攻めまくる」プレーを見てほしい
小田と上地の健闘に期待だ(C)Getty images
後半戦に突入した今年最初のグランドスラム「全豪オープンテニス」。1月23日(火)に開幕する車いす部門に出場する小田凱人、上地結衣がインタビューに応じた。17歳・小田は男子シングルスで初優勝を狙う。上地は女子シングルスで4年ぶりの優勝を目指す。1回戦で小田は三木拓也と、上地はリジ・デ グリーフ(オランダ)と対戦する。
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【小田凱人選手】
Q.グランドスラム初出場(2022年全仏)から3シーズン目ですが今はどんな気持ちですか?
そんな実感はないですね、まだ一年生って感じです。慣れてきたっていう感じもしないし、変に気取っちゃう感じもないし、すごくワクワクしています。
Q.グランドスラムの中でも全豪はどういうイメージですか?
全豪は2回目ですが、日本人選手のことを応援してくれる熱い人たちがたくさんいる印象です。オーストラリアの選手に対しても、テニスに対しても熱い応援をして、盛り上がっているイメージを昨年ここに初めて来て感じました。そういう場所でプレーするのはすごく好きです。昨年はここからスタートして準優勝して、すごく良い年になったので、今年もしっかりと勝って良いスタートを切りたいと思っています。
Q.今年はどのような年にしていきたいですか?
昨年はグランドスラムで優勝(全仏、ウィンブルドン)したり、世界ランキング1位になったり、そのおかげでバラエティー番組に出させてもらったり、(野球の)始球式に呼んでもらったり、テニス以外でもいろんな経験ができました。テニスでもランキング1位になって、自分が理想としてきた生活やいろいろなものが手に入った年でした。昨年の全豪の悔しさも、いろいろなものが入り混じって、今年は勝つぞっていう気持ちになっています。
Q.世界一のプレッシャーとはどのように戦っていますか?
あんまり感じてないかな。グランドスラムで勝って世界ランキング1位になったのですが、自分の中のテニスは完成されていなくて、自分のやりたいことを全てやりきったかっていうと、全然そんなことないので。そのギャップが自分の中にはあるので、それでまだ頑張っていられるのかなって思います。もっとああしたい、こうしたいって感情は、これまでよりも逆に増えていて、いろんな欲がまだ出てきています。車いすテニスに対する熱量っていうのは、これからももっと増えてくると思いますが、歴代の勝者を見ても、優勝した翌年以降に勝ち続けるのは難しいんだなと思っています。だからこそより強い姿で勝ちたいと思います。
Q.全豪ではどんなプレーを見せたいですか?
先週までメルボルンの違う場所で試合をしていて、決勝でヒュウェット選手(イギリス)にストレートで勝つことができて今はすごく自信があります。昨年は同じ大会でヒュウェット選手に負けて準優勝で、全豪でも、また決勝で負けて準優勝でした。今年は(前哨戦を)優勝して全豪に来ているので、今は不安定な自信ではなく、確固たる自信があるので、その気持ちをプレーに全面に出して初戦から自分のテニスをして「攻めて、攻めて、攻めまくる」っていうプレーを多くの人に見て欲しいですね。