「ドライビングには満足だが…」ブラジルGPで予選3位も7位フィニッシュの角田裕毅 波乱の展開で好機生かせず「いくつかのことが不利に働いた」
予選の結果が良かっただけに決勝でもポジションを守りたいところだったが…(C)Getty Images
F1第21戦ブラジルGP決勝が現地時間11月3日に行われ、ビザ・キャッシュアップRB(以下、RB)の角田裕毅が7位入賞を果たした。スタート前から雨に見舞われ、大荒れの展開の中、8レースぶりにポイント獲得に成功している。優勝はレッドブルのマックス・フェルスタッペン、2位はエステバン・オコン、3位はピエール・ガスリーとアルピーヌ勢が続いた。
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午前中に行われた予選でF1キャリア最高の3番グリッドを得た角田は、スタート後も3番手を走行するなど、初の表彰台への期待も膨らんだ。だが、雨が激しさを増しセーフティーカーが導入、直後にはウイリアムズのフランコ・コラピントの事故により赤旗中断。その影響もあり角田は再スタート後、順位を下げることとなり8位でフィニッシュしている。その後、角田の前にゴールしたマクラーレンのオスカー・ピアストリに10秒のタイムペナルティが科されたため、角田の最終順位は7位となった。
同僚のリアム・ローソンも5番手スタートから9位でゴールするなど、RBは今季初の2台同時入賞を果たしている。だが、予選の好結果からさらに上位でのフィニッシュも見えていただけに、レース後の角田やチーム関係者は、今回の結果に複雑な想いを抱いているようだ。
英メディア『F1 PITPASS』がブラジルGP後の角田のコメントを紹介している。「全体的にはチームの仕事が素晴らしかった」とスタッフを称えており、「スタートと最初のスティントがうまくいき、全体的には自分のドライビングには満足していますが、残念ながらいくつかのことが私たちに不利に働きました」として、荒れたレース展開を振り返った。