山川穂高の打棒やいかに “元本塁打王”をどう使うかは覇権奪取のカギだ【勝手に妄想開幕オーダー|ソフトバンク編】
「右の大砲」といえばもうひとり、巨人からトレードでやってきたウォーカーへの楽しみも尽きない。巨人時代は2年間で通算29本塁打。昨季はチーム事情で出場機会が限られたが、打席に立てば快打を連発。来日時から守備面の課題が見えたが、DH制のあるパ・リーグでは起用の幅も広がりそうだ。
無論、近藤健介、柳田悠岐の両主砲は「やってもらわないといけない」存在。小久保監督からもすでにレギュラーに指名されている。
前者は移籍1年目の昨季に、シーズン終盤まで三冠王の可能性を残し、最終的には本塁打&打点の二冠を獲得。卓越したバットコントロールを今年も見せてもらいたい。昨季最多安打を獲得した後者は今年で36歳。年男となるが、打撃に衰えは見られない。今季はキャプテンの荷が降りて、また大暴れをしてくれそうだ。
レギュラー争いの「激戦区」となる二塁は三森大貴、中堅には周東佑京を指名する。機動力を使える2人をオーダーに据えて、打線の巡りを良くしていきたい。もちろん、複数ポジションを守る“ジョーカー”牧原大成を置くのもありだ。
また、二塁の他の候補は川瀬晃、野村勇、ドラフト3位の廣瀬隆太あたりが考えられる。中堅含む外野は柳町達、中村晃、生海らが代替候補になりそうで、主軸のコンディション次第では彼らのスタメン入りは十分にあり得る。
新監督の初陣、開幕投手は有原航平が最有力か。米国から帰ってきた昨季は、チーム最多の10勝をマーク。山本由伸(オリックス→ドジャースへ移籍)にも3度投げ勝ち、エース級の働きを見せた。他には、昨季有原を上回るイニングを投げた石川柊太、大ベテラン・和田毅らが候補になりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】山川入団で注目高まる ソフトバンク人的補償リストが「宝の山」といわれる理由 球界きってのロマン砲、160キロ右腕の存在も
【関連記事】ソフトバンク 山川穂高獲得へ 反発の声が強まる「背景」「埋まらない穴」とは
【関連記事】SB 人的補償リストを西武へ提出 注目集める「中堅外野手」「剛腕リリーフ」の存在