ペレスの”解雇説”再燃でチャンス到来も…角田裕毅はクラッシュで逆風 ローソン昇格が有力か
メキシコシティGPでスタート早々にクラッシュ…角田はアピールのチャンスを逃し続けている(C)Getty Images
ビザ・キャッシュアップRBの角田裕毅がせっかくトップチーム昇格のチャンスに大ぽかをした。F1第20戦メキシコシティGP決勝で1周目に他車と絡んでリタイア。前日の予選でもクラッシュを演じ、メカニックが懸命の修復で決勝に送り出したが2日連続でマシンを壊してしまい、チームにとっても大きな出費となってしまった。
【動画】角田裕毅がスタート直後にクラッシュ…アルボンとの接触でリアタイヤが吹っ飛んだシーン
レッドブルはこのレースでエースのマックス・フェルスタッペンが6位と振るわず、チームメートのセルジオ・ペレスは母国グランプリにかかわらず17位と期待を裏切り、シーズン最終戦を待たずにチームを解雇される説が再燃した。
同チームのクリスチャン・ホーナー代表もスポーツ専門局『ESPN』で「F1が結果が重視されるビジネスであり、結果を伴わなければ必然的に(マイナス面で)注目が集まることをペレス本人も分かっている」と語るなど次戦ブラジルGPがラストランになる可能性も指摘されている。
となると、カタールGP、アブダビGPと続くシーズン終盤の2戦は新顔で臨むことになる。候補はRBの角田と、シーズン途中にRBに加入したリアム・ローソンの2人。レッドブルはコンストラクターズランキングで3位に転落したが、まだ首位奪還のチャンスはある。さらに言えば、ドライバーズタイトルでポイントリーダーを死守するフェルスタッペンをレース中にアシストできる存在も必要になってくる。