“日本一早い”新人王予想パ・リーグ編 本命は西武・武内、対抗はロッテの上田か スケール感なら日本ハム細野も

タグ: , , 2023/11/16

制球力に長けた武内の評価は高い(C)NorifumiNISHIO

「10年に1度の豊作」とも呼ばれた今秋のドラフト会議。紙面やネットニュースでは連日、指名された若者たちが仮契約に臨み、新天地への思いを語る模様が報じられています。

 となると、自ずと来季の新人王予想はハイレベルな争いになることが予想されます。来年の今頃、バラ色のオフを送っているのは一体誰か。「日本一早い新人王予想」、今度はパ・リーグ編をお届けします。

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 ドライチ勢では3球団競合の末、西武が1位で交渉権を獲得したサウスポー・武内夏暉(国学院大)が本命と言えるでしょう。打者なら強打を誇るロッテの上田希由翔(明治大)、楽天の左腕・古謝樹(桐蔭横浜大)にも可能性がありそうです。

「武内は185センチの大型左腕で常時140キロ後半の強いストレートを放れる一方で、コントロールの良さがプロでも活躍できると思わせる長所の一つです。制球力はある程度、持って生まれたもので、練習して改善されるようなものではない。アマチュアからプロになると、ストライクゾーンもさらに狭くなる。その対応力にも優れています。上田は開幕スタメンも十分ある。守備もうまい。今後ロッテの中心選手になっていくことでしょう。古謝はまだまだ伸びしろも十分の実戦派。良いところを伸ばしてくれるコーチと出会えるといいですね」(スポーツ紙デスク)

 スケールの大きさなら最速158キロを誇る日本ハム1位の細野晴希(東洋大)を推す声もあります。

「まさに未完の大器。制球力が良くなれば大化けの可能性を秘めています」(前述のデスク)

 2位以下にも面白い逸材は多数います。日本ハム2位の進藤勇也(上武大)は正捕手候補。同3位の宮崎一樹(山梨学院大)は新庄監督好みのスピードスター。ソフトバンク3位の廣瀬隆太(慶應義塾大)も長打力にあふれたスケール感あふれるスラッガーです。

「進藤は10年間、正捕手をやれる逸材。1位で消えてもおかしくないほど前評判は高かった。宮崎が外野の一角でスタメンを奪ったら、エスコンの風景も大きく変わります。性格も明るいし、人気が出そうです。大化けに期待したいのが廣瀬。遠くに飛ばす力はアマチュア球界ナンバーワンでした。7月の日米大学野球ではメジャーの卵の強いボールを鋭くはじき返していた。『20発打って新人王』も夢ではありません」(前述のデスク)

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