じりじり後退…山本由伸、サイ・ヤング賞の模擬投票で「1位→3位→現在4位」 MLB公式サイトが発表「ナ・リーグの投手層は厚い」

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山本は前回登板で初回KOを食らった(C)Getty Images

 現地時間7月8日(日本時間9日)、MLB公式サイトは、「サイ・ヤング賞模擬投票」の最新結果を発表。同サイトの識者49名が今季ここまでの成績、残りシーズンの予想を加味しながら1位5点、2位4点、3位3点、4位2点、5位1点のポイント制で投票を行なっており、その中でドジャースの山本由伸はナ・リーグ4位に選出されている。

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 5月の同企画で1位だった山本は、6月に3位へ後退し、さらに4位へと転落。今季18試合に先発登板し、8勝7敗、防御率2.77、109奪三振、WHIP1.07の成績をマークしている日本人右腕だが、「ナ・リーグの方がア・リーグよりもはるかに投手層が厚い」と今回の記事内で指摘された通り、ここ最近は、ライバルたちの快投が目覚ましい。

 その中でナ・リーグ1位に浮上しているのは、1位票27など216点を獲得したフィリーズのザック・ウィーラー。まだ過去にサイ・ヤング賞獲得の経験がない35歳のベテラン右腕は、148奪三振、WHIP0.84、被打率.177で現在ナ・リーグのトップに立っており、「今年は彼の年になるかもしれない」と記事内で大きな期待が示された。

 一方、僅差で2位につけているのは、1位票19など209点を集めたパイレーツのポール・スキーンズだ。この後退について同サイトは、「彼が見せた今季の活躍ぶりを軽んじているわけではない」と説明。さらに記事内では、「5月中旬以降、11回の先発登板で自責点2以上許したのがわずか2回だけだ」と驚異的な安定感が強調されている。

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