熱狂の裏で噴き出した違和感 大谷翔平“東京凱旋弾”に米国で相次いだ「ファンの妨害」批判【ドジャース回顧録 vol.1】

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 カブスの情報を専門に扱う米サイト『Bleacher Nation』は公式Xで、「カブスは、明らかなファンの妨害によるホームランで3点差をつけられた」と強い表現で批判。さらに「ファンの手は明確に伸びていた。ホームランではなかったことは極めて明らかだ。しかし、これは“オオタニのための袋小路”だ。ドジャースとMLBは、望むものを手に入れた」と皮肉を交えて断じた。

 米ファンの反応も割れた。「判定が常に不利に働く」「正直うんざりだ」「カメラアングルが致命的」「文字通りファンの妨害だ」と憤る声が相次ぐ一方で、「打球は黄色いラインを越えていた」「ファンの行為は問題だが、ホームラン自体は妥当」という擁護意見も少なくなかった。

 結果として、この一発は公式記録として残り、ドジャースのシーズン序盤を勢いづけた。ただ、東京を熱狂させたその裏側で、米国では“判定の公平性”という根源的なテーマが突きつけられたのも事実である。2025年を振り返るとき、この東京ドームの一幕は、単なるホームラン以上の意味を持つ象徴的なシーンとして記憶されることになった。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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