衝撃2ランの大谷翔平が見せた“後輩思い”の瞬間 自身の一打よりも先に向かった祝福【ドジャース回顧録 vol.2】
9号2ランを放った大谷がキム・ヘソンのメジャー初安打を祝福した(C)Getty Images
2025年のドジャースを語るうえで、大谷翔平の本塁打はもはや“特別なもの”ではないのかもしれない。実際に、偉才ぶりを印象づけたのは、豪快な一振りだけではなかった。5月のマイアミで見せた何気ない振る舞いは、数字では測れない価値として、静かに人々の記憶に残ることとなった。
【動画】大谷翔平が“後輩ルーキー”を祝福!大喜びでキム・ヘソンを称えたシーン
現地時間5月5日、ドジャースの大谷翔平は、敵地でのマーリンズ戦に「1番・DH」で先発出場。5回の第3打席で放った一打は、右翼席へ一直線に飛び込む9号2ランとなった。
この回は、下位打線に置かれていたキム・ヘソンがメジャー初安打を記録。さらに二盗を成功させて無死二塁を作った。その直後の大谷の本塁打だった。打球は打球速度189.7キロを計測し、この時点で今季MLB最速。衝撃度だけを見れば、十分に主役級の一発である。
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