残っていた「1位候補」 ドラフト2位指名こそスカウトの見せ場 トクした球団は?
【広島2位・齊藤汰直投手(亜細亜大)】
「大学ラストシーズンとなった今秋は、防御率1.34にもかかわらず、1勝4敗と勝ち星に恵まれませんでした。調子がよくなかったこともあり、1位の12人に入らなかったわけですが、齊藤がスケールの大きいエース候補であることは疑いようがありません。183センチ、90キロの恵まれた肉体から放たれる力強いストレートが魅力。亜大で厳しい練習を積んできたから、フィジカルには問題なし。1年目で10勝しても驚きません」
【楽天2位・伊藤樹投手(早稲田大)】
「伊藤については『もっと球速が欲しい』『プロの世界で通用するのだろうか』という声もあるようですが、150キロ台後半を計測すればプロで勝てるのか、といえばそういうものではない。抜群のコントロールに、変化球のキレ。まさに師匠の小宮山悟監督の現役時代を思わせる、クレバーな投手です。日米大学野球でも、メジャーの卵を相手にしっかりとゲームメークしていました。秋田生まれで、高校は仙台育英ですから、伊藤にとって一番いい球団に入ったと言えるでしょう。まずはしっかりと開幕ローテ入りして欲しいですね」
1位の12人を上回る活躍を、期待したいものです。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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