レッドブルは「F1キャリアの墓場」――試練の夏を迎える角田裕毅も「容赦ない基準の犠牲」と欧州メディアも嘆き

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角田はオーストリアGPで巻き返しに挑む(C)Getty Images

 今年4月の日本GPより、レーシングブルズからレッドブルへ緊急昇格を果たした角田裕毅。チーム加入直後では初表彰台なども期待されたものの、その後はトップテン入りさえも厳しいレースが続き、現在ではチーム離脱の可能性も伝えられている状況だ。

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 昇格後、ここまで8レースで入賞がわずか3度という結果が角田の去就に関する報道に拍車をかけていることは明らか。また、レッドブルチームの歴史を辿っても、セカンドドライバーが苦戦してきた印象が強いことから、現時点でマックス・フェルスタッペンのパートナーを務める日本人ドライバーのパフォーマンスやチーム内における立場について、海外メディアで様々な声が上がっている。

 ポルトガルのモータースポーツサイト『AutoGear』では6月26日の記事において、角田がリアム・ローソンとの交代でレッドブル入りを果たすも現在まで苦戦が続いているとして、「F1という容赦ない世界の中で、レッドブル・レーシングはまたしても有望な才能を犠牲にした」などと報じている。

 さらに、レッドブルのチームを「F1キャリアの墓場」などと評しており、「ピエール・ガスリー、アレックス・アルボン、セルジオ・ペレス、そして今回のユウキ・ツノダまで、才能あるドライバーたちがレッドブルの容赦ない基準の犠牲となってきた」と主張。続けて、「そのひとりひとりのキャリアが、チームの手によって早々に終わりを迎えるたびに、プロのレース界がいかに過酷なものであるかをまざまざと思い知らされる」と見解を示している。

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