「負のスパイラル」に陥る角田裕毅 スキルの優劣が直結するシルバーストーンが分水嶺か

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マシンの扱いに苦心する角田。次レースで結果を残せるか(C)Getty Images

 レッドブルで5年目のシーズンを戦う角田裕毅の期待値がだだ下がりだ。6月29日に行われたF1第11戦オーストリアGPでは予選で18番手と振るわず、決勝もペースが上がらず途中に他車と接触して10秒のタイムペナルティーを受けるなど完走したドライバーでは最下位の16位。チームメートのマックス・フェルスタッペンも他車にぶつけられて1周目でリタイアしてしまい、チームのホームグランプリで2022年開幕戦バーレーンGP以来、3年ぶりにノーポイントに終わった。

【画像】角田も猛省した接触シーンの秘蔵ショットでチェック

 角田は4戦連続で入賞を果たせず首筋が寒い状況だ。レッドブルではフェルスタッペンが走りやすいマシンにこだわったことからチームメートにとって歴代のマシンは扱いづらくまさにもろ刃の剣だった。

 これまでもピエール・ガスリー、アレックス・アルボン、セルジオ・ペレス、リアム・ローソンが「遅い」「マシンのフィードバック」ができないなどの烙印を押され、チームを追われた。今季3戦目の日本GPでローソンとスイッチした角田だけは「例外」と大きな期待が向けられたが、走れば走るほどドツボにはまる負のスパイラルが続いており、オーストリアGP後には「レースペースが悪く、なぜこんなにも遅いのか、理由を見つけるのが本当に難しい」とお手上げ状態だった。

 この一件で角田に対して冷ややかな目が向けられ、更迭論を持ち出す海外メディアもあるなか、2週連続開催の次戦イギリスGPはひとまずシートは安泰だという。

 レッドブルの選手人事を統括するアドバイザーのヘルムート・マルコ氏は「問題は、我々のマシンの作動領域が非常に狭いこと」と指摘。レーシングブルズのマシンはキャリアが少ない若手が対応できるように扱いやすくドライバビリティーにたけているといわわれており、レッドブルのマシンとは正反対の傾向にある。

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