「10月発表」見込みのレッドブル 角田裕毅の去就含む3枠の行方は――「マルコの強い支持」で浮上するハジャーの存在
ハジャーの台頭は確実に角田のポジションを脅かしている(C)Getty Images
F1現役王者マックス・フェルスタッペンが所属するレッドブルは、現時点で数少ない来季の陣容が未決定のチームの1つだ。エースであるフェルスタッペンの残留は確定したものの、セカンドドライバーは未定のまま。さらに、姉妹チームであるレーシングブルズのラインナップも決定しておらず、来季の3つのシートをめぐる議論は、ますます熱を帯びる一方だ。
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現在、レッドブルのNo.2ドライバーを務める角田裕毅は、低調な成績が続いていることから退団の可能性も囁かれており、今季初表彰台も経験したレーシングブルズのアイザック・ハジャーが来季、その座を得るとの噂が根強い。また、リアム・ローソンも、レッドブルからレーシングブルズへ“降格”となって以降、着実にポイントを積み上げており、申し分無い程のアピールを続けている。
加えて、レッドブル育成組織からF1デビューの準備が進められているアービッド・リンドブラッドも、来季のレギュラードライバー候補の1人だ。
2026年シーズン、レッドブルグループの一員としてF1の舞台を走るのはこの4人の内、果たして誰になるのか。オランダメディア『RacingNews365』も9月16日に掲載した特集記事において、2チームの来季の体制を占っている。
同メディアも、今季、ルーキーとして目覚ましい働きを見せるハジャーのトップチーム入りを有力視しており、グループ重鎮であるヘルムート・マルコの存在にも触れ、「マルコの強い支持もあって、(ハジャーが)フェルスタッペンのチームメイトに最も近い存在と考えられている」と説明する。






