角田裕毅のレッドブル更迭は「公然の秘密」 独誌の去就報道を本人は意に介さず「事実ではない。噂を楽しませてやればいい」
いまだ去就問題の話題が尽きない角田(C)Getty Images
厳しい世間からの“逆風”を25歳のサムライは意に介さなかった。
9月19日に首都バグー市街地コースでF1の今季第17戦となるアゼルバイジャンGPが開幕する。今季で契約満了となるため、来季の去就が注目されるレッドブルの角田裕毅は、自ら「目標」と掲げる名門残留に向けて目に見える結果を手にしたいレースとなる。
もっとも、角田の立場はかくも厳しくなってはいる。現地時間9月15日に、ドイツの老舗モータースポーツ専門誌『Auto Motor und Sport』が、姉妹チームのレーシングブルズに所属する新人アイザック・ハジャーの来季昇格内定を報道。併せてレーシングブルズには、リアム・ローソンと、18歳の超新星アービッド・リンドブラッドに与えるという見方を示したのである。
当然ながら正式発表はない。サマーブレイク後の残り10戦のパフォーマンスと結果で判断する方針で合意しているレッドブル陣営も「時間はある」とし、角田との契約終了を明言していない。だが、『Auto Motor und Sport』は先述の陣容が「ほぼ確実であり、公然の秘密である」と指摘。「角田に残されたシートはない」という考えを強調した。
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