今季最高位進出はなぜ？ 角田裕毅を変えたモンツァでの“密談” レッドブル重鎮が証言する変貌「まだマックスほどの経験がない」
チームの提案を受け入れ、そこから懸命にトレーニングを重ねた。この間の角田の成長ぶりをマルコ博士は、こう明かしている。
「簡単に言ってしまえば、ユウキにはまだマックスほどの経験がない。だからもっとコーチングが必要だった。だから、我々はマックスがコーナーでどうしているのか、どこでブレーキを踏むべきか、どのギアを使うべきか。そういった比較データを彼に与えた。そして、マシンも彼の希望に合わせてセッティングを変えた。限界になっても極端にシビアな走行にならないようにね。そうすることで、彼のマシンはそれほどクリティカルに反応しなくなったんだ」
以前のように独善的ではない。しっかりと周囲のアドバイスを受け入れ、己の課題を改善していく。そうした角田本人の姿勢こそが、レースの結果にも反映されていると言えよう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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