「他の選択肢を検討する」レッドブル激震!? フェルスタッペンとの“内紛”で退団説も浮上「満足しているとは到底思えない」

レッドブル首脳陣に「不満を抱いている」とされるフェルスタッペン。絶大な影響力を持つエースの去就が揺らいでいる。(C)Getty Images
F1界の名門とエースの関係性に危ぶまれている。去る4月12日に行われたバーレーンGP決勝で、ピットイン時の信号トラブルやブレーキの問題などに苛まれたマックス・フェルスタッペンは、レッドブルのガレージ内で、チームスタッフたちと“衝突”。ちょっとした内紛が勃発していた。
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名門に不穏な空気が漂っているのは間違いない。バーレーンGPにおいてマシン『RB21』のブレーキに懸念を示していたフェルスタッペンは、ドライバーズ選手権でトップのランド・ノリス(マクラーレン)に8ポイント差、2位のオスカー・ピアストリ(マクラーレン)に5ポイント差をつけられる3位と後退。レース後には「基本的にはタイヤマネジメントとバランスに問題がある。今年はタイヤのフィーリングがさらに悪くなっているように感じる。非常に複雑だ」と苛立ちを隠さなかった。
チームへの不満をぶつける場面も目撃されている。英衛星放送局『Sky Sports』のリポーターを務めるテッド・クラヴィッツ氏によれば、バーレーンGPのガレージ内でフェルスタッペンの名物マネージャーであるレイモンド・フェルミューレン氏が、レッドブルの重鎮ヘルムート・マルコ氏に猛抗議。会話の詳細こそ不明ながら「明らかに幸せそうなやり取りではなかった」という。
同局によれば、レース後にレッドブルはクリスチャン・ホーナー代表、チームアドバイザーを務めるマルコ氏、テクニカルディレクターのピエール・ワッシュ氏、チーフエンジニアのポール・モナハン氏による緊急対策会議。フェルスタッペン側が不満を隠さずにいるマシンの性能について議論を交わした。