“無念のミス”で大失速も角田裕毅の風向きは変化？ 元F1王者が新体制下での復活を予測「これまでツノダは孤立無援だった」
決勝後に角田と熱心に話し込むメキース代表(C)Getty Images
無念の“ヒューマンエラー”による後退に泣いた。
現地時間7月27日、F1の今季第13戦となるベルギーGPの決勝が、同国のスパ・フランコルシャンで行われ、約4か月前のレッドブル昇格後では最高位となる7番グリッドからスタートした角田裕毅は、まさかの13位でフィニッシュ。6戦ぶりのポイント獲得を逃した。
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雨天のため1時間半という異例の大幅な遅延の末に始まった決勝で角田の滑り出しは上々だった。次第に晴れ間ものぞき、路面が乾いていくタイミングで他車が次々とタイヤを交換するためにピットインする中で、我慢しながら7番手をキープしていた25歳は、12周目を終えようとした段階で「ボックス？」と無線。担当レースエンジニアのリチャード・ウッド氏にピットインの必要性を確認。しかし、慌てたウッド氏から「ボックスだ！ ボックス！」と返答があったのは、すでにピットへの入り口を通過した直後だった。
「ふざけんな！」
そう苛立ちを爆発させた角田。その後は、順位をやや挽回するも、戦略ミスもあってタイヤが限界を迎えた最終盤には、次々と抜かれての屈辱的なフィニッシュ。またしてもポイントを失った。
もっとも、角田が「イライラする展開になった」と漏らした今回の失速は、レッドブルのローラン・メキース新代表ですらも「ユウキへピットコールをするのが遅すぎたから、獲得できたはずのポイントが失われてしまった」と認める陣営のミスによるところがやはり大きい。
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