再びポイント未獲得も評価上々はなぜ? カナダGPで角田裕毅が認められた理由「実際のところマックスに近づいている」
無論、角田が求められたポイント獲得に至らなかったという事実。それでもアップデートパーツを取り付けたマシン改良を施した最初の週末で、個人として上々の走りを見せたのは、レッドブルにとっても好材料と言える。
実際、チーム内での評価は、更迭論が飛び交う世間とは裏腹に高まってきている。
ドイツのモータースポーツ専門サイト『Motorsport Total』でクリスティアン・ホーナー代表は、「イモラでの事故がユウキの自信に影響を与えてしまった。でも、データを見れば、彼は実際のところマックスに近づいてきている」と明言。第7戦のエミリア・ロマーニャGPで起きた大クラッシュの影響をふまえつつ、角田がエースドライバーであるマックス・フェルスタッペンの完成度に近づいていると示唆した。
「時間が経って自信が戻ってくれば、パフォーマンスもついてくる」
ペナルティというアクシデントに見舞われながら、好走を披露した今回のカナダGP。そんな角田には、ここからも結果を求められるし烈な競争が続くわけだが、「クルマの感触がちょっと普通に戻った」という今の彼なら大きな結果を期待してもいいかもしれない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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