角田裕毅の苦闘は姉妹チームとの“差”が原因か 元レッドブル2番手が説いた助言「RB21は危険な状態にある」【F1】

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「あのマシンはマックスなら運転できるが、僕は苦労したよ。今の経験があれば乗り越えられるかもしれないが、ほとんどのドライバーにとって自然に感じられるものではないんだ。それは今誰もが目にしている光景から明らかだろう」

 レッドブルが「フェルスタッペンが勝つために開発した」とも言われる“天才仕様”のRB21。その癖は角田も「正直、本当に難しい」と漏らしたことがあるほどの“厄介さ”がある。

 そんな難解マシンについてアルボンは、「自分の解釈では、レーシングブルズの方が非常に扱いやすい」と指摘。姉妹チームとの質の差を訴えている。

「レーシングブルズのマシンは、非常にバランスが良くて、非常に安定しているから、大きな自信を与えてくれる。なぜなら、あのチームは常にルーキーがいる。だからこそ、そういうマシンになったんだと思う。でも、レッドブルはほとんど極端な例で、扱いやすいマシンから、トリッキーなマシンに移行することになる。だから、全く異なる2台のマシンに適応しなければならないんだ」

 多くの名手たちが苦悩するレッドブルのマシン。その難しさを体験しているアルボンは、「ドライビングの側面、細かい部分はすべて重要な要素になる」と強調。「マシン、タイヤ、エンジニアリング、自分のスタイルなどを理解することだ。そして一番は、セカンドドライバーとしてあらゆる雑音に対処することだ」と助言した。

 果たして、OBの言葉は一部で更迭論も叫ばれる角田にどう響くだろうか――。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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