角田裕毅の現況は「辛い現実」 元レッドブル戦士が名門での“近未来”に苦言「美しいとは言えない。正直に言えば、痛手だ」

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結果が出ずに苦しんでいる角田。そのパフォーマンスにはOBからも厳しい意見が投げかけられている(C)Getty Images

 約20年も陣頭指揮を執ってきたクリスティアン・ホーナー代表の更迭など、ここ数か月にわたって抜本的なチーム改革を推し進めているF1の名門レッドブル。そうした見直しが徹底化される中で、注目を集めているのは、ドライバーたちの去就だ。

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 去る8月3日に決勝を迎えた第14戦ハンガリーGP開催期間中には、エースドライバーのマックス・フェルスタッペンが2026年のチーム残留を明言。いわば“屋台骨”を留めたレッドブルは、セカンドシートに入る角田裕毅の行く末にも目を向けている。

 首脳陣の考えは“残留”に傾いているように思える。チームの顧問を務める重鎮ヘルムート・マルコ博士は、『F1-Insider』において「我々は伝統的にサマーブレイク後にドライバーの評価を行い、それから来年のドライバーラインナップがどうなるかを決定する。場合によってはさらに遅くなることもある。現時点ではすべてがオープンだ」としつつ、こう論じている。

「特にツノダについては、レースで、少なくとも予選では前進が見られている。ここ最近は雰囲気、スタイルも違う。そしてそれこそが、レッドブルが基本的に常に望んできたことなんだ」

 昇格後12戦で獲得ポイント7と低迷する角田。確かに“結果”は出ていないが、ローラン・メキース氏を新代表として招聘したチーム内での評価は上々。キャリア継続に向けたポジティブな変化が生まれると期待されている。

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