角田裕毅が漏らした“不平発言”を元F1王者が一刀両断「今のツノダは明らかに不十分。実力を発揮できなかっただけ」
角田の現状に異論を飛ばしたビルヌーブ氏(C)Getty Images
F1レッドブルの角田裕毅が発した“ある発言”にレジェンドから異論が飛んだ。
現地時間8月20日、スペイン紙『AS』によれば、90年代にウィリアムスなどで活躍した元F1チャンピオンのジャック・ビルヌーブ氏が角田について言及。今年3月末のレッドブル昇格以降で獲得7ポイントと不振に喘ぐ現況をふまえて「不十分」と断じた。
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もっとも、レジェンドが切り込んだ発端は、角田の発したチームへの持論にある。サマーブレイク突入前最後のハンガリーGP前に、エースドライバーでもある同僚マックス・フェルスタッペン(オランダ)との比較について「フェアじゃないと思う」と言い切った角田は、「彼は9年もあの車に乗っているけど、僕はまだ飛び乗ったばかりだ。それに僕は……、とにかく同じクルマを手に入れられるどうかを見てみよう」と論じた。
最新パーツの導入が優遇されているフェルスタッペンとのマシンに生じている不平を、赤裸々に語った角田。ドライバーとしての率直な想いを打ち明けたにすぎなかったが、百戦錬磨のビルヌーブ氏は「マシンがマックスのためにつくられているのは不公平という人は多い。しかし、実際のところチームに良いフィードバックを与えているのはマックスだけかもしれない」と指摘。「どんどん良くなっている。彼らはセカンドドライバーを苦しめようとしているわけではない」と角田の意見に異論を唱えた。
さらに「もう4、5年の経験を積んでベストを尽くしているが、明らかに不十分だ」と角田の今季成績を一刀両断したビルヌーブ氏は、こうも続けている。






