「ユウキもああなってしまう」元レッドブル戦士が角田裕毅の不振に懸念 名手が嘆いた“常勝軍団”の課題「手に負えない」
レッドブル時代から角田のポテンシャルを評価してきたペレス(C)Getty Images
いよいよサマーブレイクが明ける。現地時間8月29日から開幕するオランダGPで、F1は後半戦がスタート。とりわけ上位陣のレーサーたちは優勝争いに向け、よりポイント獲得に重きを置いた戦いを繰り広げる必要がある。
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そうした中で小さくない注目を集めているのは、レッドブルの角田裕毅だ。
去る3月27日に姉妹チームのレーシングブルズから緊急昇格した角田は、大きな期待を受けたが、そこから成績が低迷。エースドライバーのマックス・フェルスタッペンが優先的にアップデートされるチーム事情に加え、「操作困難」とされるレッドブルの新型マシン『RB21』にも苦闘し、昇格後12戦で獲得ポイント7と“結果”を残せずに来た。
サマーブレイク中の電撃的な更迭の可能性も囁かれた角田。そんな25歳の日本人ドライバーの現状を憂うのは、レッドブルで約4年も活動したセルジオ・ペレスだ。
コンスタントに表彰台に上がりながらも、不振が続いた24年シーズン終了後にレッドブルを追われたペレス。2026年にキャデラックの一員としてF1参戦することが発表された35歳は、英衛星放送『Sky Sports』において「チーム全体に問題があるんだ。あのチーム(レッドブル)には、マックスという唯一無二の才能がいて、そこに加わった時点で、彼らが持っている開発曲線に合わせるのはすごく難しくなる。とくにセカンドドライバーが彼らのマシンに適応するのは本当に難しいと思うよ」と指摘。自身の後継者となったリアム・ローソン(現レーシングブルズ)と角田を慮るように持論を続けた。






