後を引く角田裕毅の大クラッシュ…「エンジン部品の交換」で背負った降格ペナルティのリスクを英メディアが指摘「期待は実を結ぶ前に潰えてしまうかも」
予選が鍵を握るモナコGPでは、なんとかひと桁グリッドを獲得したいところだ(C)Getty Images
F1キャリア5年目の角田裕毅は春先よりレッドブルのシートに座り、トップチームのドライバーとして第8戦モナコGPを迎える。レーシングブルズからレッドブルへ緊急昇格を果たした日本GP以降、過酷な戦いが続く中、伝統のモナコでも試練と向き合うことになりそうだ。
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欧州ラウンド初戦となった、前回のエミリアロマーニャGPでは予選で大クラッシュを喫し、決勝でのピットレーンスタートという逆境から10位入賞を果たすも、3日間通してのパフォーマンスに対する評価は分かれた。また、レッドブル移籍から消化した5レースを振り返っても、表彰台には届いておらず、上位争いにも加われていない。
すでに角田の実力を測る上で、成績不振からレッドブルを去った前任者のリアム・ローソンではなく、チームメイトのマックス・フェルスタッペンが比較対象となっていることからも、予選、決勝でさらなる結果が求められる。
そして海外サイトでも、これまでの結果を踏まえ、より高いハードルが日本人ドライバーに課せられている。
米メディア『Motorsport.com』では、前回の予選でのアクシデントや、期待されながらもノーポイントに終わった日本GP、スタート直後に他者との接触でレースを終えたサウジアラビアGP等の内容に言及しながら、「ユウキ・ツノダがイモラで見せたピットレーンからの追い上げ(10位フィニッシュ)は見事だったが、彼がレッドブルのシートに相応しいことを証明したいなら、クリーンなレースウィークエンドが必要だ」と主張する。






