またも惨敗のレッドブル 昨季から続く”内部崩壊”が低迷の原因と海外メディアが強調「このチームは理解し難い判断を続けている」
フェルスタッペンですら結果が出せないマシンでは、到底巻き返しは難しいだろう(C)Getty Images
F1第14戦ハンガリーGP決勝が現地時間8月3日、ハンガロリンクサーキットを舞台に行われた。今季苦戦が続いているレッドブルはマックス・フェルスタッペンが9位、角田裕毅が17位に終わっている。ともに予選でもタイムが伸ばせず、決勝では世界王者のフェルスタッペンでさえ2ポイント獲得にとどまるという、今季の不振を象徴するレースとなった。
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今季ワーストとなる8番グリッドからスタートしたフェルスタッペンは、タイヤ交換を2度行う戦略で局面打開を図ったものの、上位争いに食い込めないまま周回を重ねた。ピットレーンスタートとなった角田裕毅も終始、後方から抜け出せずトップテンに迫ることなくレースを終えている。両ドライバーがレース終了後、グリップ不足を訴えるなど、シーズン後半に入ってもマシン性能の問題が深刻化していることも明らかだ。
フェルスタッペンはここまで4レースで表彰台を逃しており、すでに現時点でタイトル争いからの“撤退”を示唆するコメント発せられ、大きな話題に。また、ローラン・メキース新体制になっても改善の兆しがみられないレッドブルに対し、海外メディアからは厳しい評価が下されている。
米大陸のスポーツ情報を扱う『MARCA AMERICA』が現地時間8月3日、特集記事の中でレッドブルの低迷ぶりについて見解を綴っている。
「レッドブルはハンガリーGPでまたも惨敗を喫した。フェルスタッペンは9位、ツノダは17位と、今回も忘れたいレースとなった」
今季14戦目の結果をそのように評するとともに、昨季からのチーム内の動きを振り返り、「エイドリアン・ニューウェイが去って以降、このオーストリアのチームでは理解しがたい判断が続いている。まさに迷走だ」と主張。また他にも、「さらに最近では、クリスチャン・ホーナーを解任するという判断まで下された。だが、それでマシンが速くなるわけでもないことはすでに明らかだ」と指摘する。






