「居場所が想像できない」角田裕毅に元F1戦士が辛辣評価 レッドブル残留に懐疑論「首の皮一枚で繋がっているようなもの」
レッドブル残留を目標に掲げている角田(C)Getty Images
果たして、25歳の日本人に苦境を打破する術はあるのか。レッドブルの角田裕毅の去就を巡る話題が尽きない。
名門での生き残りに向けた道のりは険しい。日本GPを目前にしていた3月27日に、姉妹チームのレーシングブルズから緊急昇格を果たした角田だったが、以降14戦でパフォーマンスは低迷。操作困難とされるマシン『RB21』への適応が容易ではないのは間違いないが、同期間中にエースドライバーのマックス・フェルスタッペンが194ポイントを獲得している傍らで、獲得したポイントはわずかに9。目に見える結果を残せていないのは明らかである。
夏休み明け再開初戦のオランダGPこそ9位入賞を果たした角田だが、続くイタリアGPでは、レーシングブルズのリアム・ローソンとの接触アクシデントもあって13位とポイント圏外に。夏場からくすぶってきた更迭論を吹き飛ばせずにいる。
そうした状況に周囲の見方も日を追うごとにシビアなものになっている。独衛星放送『Sky Deutschland』の解説を務める元F1ドライバーのラルフ・シューマッハ氏は「ツノダは絶対的にパフォーマンスを改善させなければならない」と指摘。その上で「今のレッドブルにおいてツノダに今後も居場所があるとは想像できない」と嘆いた。
仮に角田が更迭された場合に新たなセカンドライバーとして注目されるのは、レーシングブルズの新人アイザック・ハジャーになる。だが、角田に代わる弱冠二十歳の俊英の抜擢にも一部の識者は懐疑論を向ける。






