“つまらない”モナコGPに提示された「改善案」 名誉挽回の秘策とは? 単調なレース展開は“マシンの巨大化”も要因に
モナコGPが面白く変えるには大きな変革が必要だ(C)Getty Images
近年のF1モナコGPが単調なレース展開で不評を買っていることを受け、現役F1選手らでつくるグランプリドライバーズアソシエーションの会長で元F1ドライバーのアレックス・ブルツ氏がサーキットレイアウトの3つの改善点を指摘した。
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今年はピットストップの回数を2回以上に義務付けるてこ入れを図ったが、特別ルールが全く機能せず、スロー走行で後続を抑えることで前方との車間距離を広げ、前を走るチームメートの順位を落とさないようにピットストップさせるチームが目立ち、大きな順位変動は少なかった。
専門メディアの『The Race』によると、ブルツ氏はオーバーテークシーンを増やすためにコースのうち3か所の改修案を示した。
1つ目はトンネルを抜けた後のヌーベルシケインの位置。このシケインは高速にならないように設置されたが、80メートルほど前方にずらし、追い抜きしやすい車両速度になるようにする改善策で「レースを観戦し、仲間のドライバーと話した自分の経験から、どの市街地にも物理的な制約がある中で、シケインを後ろに移動することは可能であるはずだと確信している」とした。
そのほかは最終セクションのラスカス。改修の狙いとして「形状を変更してエイペックス(頂点)を2~3メートル外側に移動させること」とした。旧ローズ(フェアモント)ヘアピンについても入り口を広げることを主張している。






