「理解できない」フェルスタッペンとの“格差”で15位に後退!? 精彩欠いた角田裕毅に英メディアは苦言「説得力がない」

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 そうした背景もあって、25歳は強い表現を用いて、フラストレーションを口にしてもいる。

「(二人の間にあるのは)極端な差じゃないんだ。でも、この馬鹿げた装置の何かがわかるかもしれない。(フェルスタッペンは)フロントウイングだけのアップグレードだから、それほどの助けになるとは思わないけど。まぁ、様子を見てみようか」

 改善の兆しが見られなかった日本人ドライバーのパフォーマンスには、「失望」という見方も広まっている。英専門メディア『F1 Planet』は「シンガポールGPの予選での“勝者”と“敗者”」と銘打った特集記事内で、角田を「敗者」と判断。その理由を次のように説いている。

「残念ながら、シンガポールGP予選でのパフォーマンスは、彼にとってプラスにはならなかった。Q2で幸運に恵まれなかった日本人ドライバーは、グリップ不足が主な懸念事項であると再三にわたって指摘をしたが、その課題が彼の一日をより困難なものにした。

 レッドブルのセカンドシートにまつわる、いわゆる『呪い』については語るべきことがたくさんある。だが、ツノダは残念ながらレッドブル・レーシング、あるいは他のどのチームにとっても、将来的に彼に賭けるに値する説得力のある主張が出来ていない」

 何かと喧騒が尽きない去就問題に関しては、サマーブレイク後の10戦で判断する方針で合意している角田。残留に向けては、課題が山積しているが、果たして、ここからいかにアピールをしていくのか。いずれにしても決勝での大幅な巻き返しは必須と言えよう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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