埋まらないレッドブルのドライバー“格差”をOB解説者が懸念 マシン開発の妨げなど深刻な問題と指摘「データ取得が事実上不可能だ」

タグ: , , 2025/11/18

フェルスタッペンと角田の実力差が問題視されている(C)Getty Images

 F1レッドブルは今季残りの3戦を前に、マックス・フェルスタッペンがドライバーズタイトル争いに食い込んでいる状況だ。数字的には厳しいながらも、1、2位を占めるマクラーレン勢に続く3位で追いかける立場にあり、現王者としての意地をみせている。一方、セカンドドライバーの角田裕毅はシーズン終盤を迎えても、上位争いに加われないなど苦しいレースが続く。

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 今季5勝、ここまで341ポイントを記録しているフェルスタッペンに対し、角田は25ポイントと、パフォーマンス面で大きく後れをとっていることは明らか。このレッドブル内における両ドライバー間に生じ続けている差により、フェルスタッペンのタイトル争いにも影響を及ぼすとの声もある中で、チーム内での新たな問題にも繋がるとの指摘も、海外メディアを通じて伝えられている。

 米モータースポーツサイト『FIRSTSPORTZ』では、元F1ドライバーのカルン・チャンドック氏がレッドブルの現状について語ったコメントを掲載。サンパウロGP終了後、チャンドック氏が解説を務める『Sky Sports』内で以下のような見解を述べている。

「レッドブルは“1台体制”で足を引っ張られている気がする。ブラジルのような週末でフリー走行が1回しかないと、試したいパッケージやアップデートがあっても、マクラーレンのように2人が同格でなければ、比較用データを取ることが事実上不可能だ」

 チャンドック氏はさらに、「これほど差があると、どの情報がドライバーの腕によるものか、それともマシンの性能によるものか、チームは判断がつかない」と主張する。

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