「ボールの力を考えるとクローズアップされる」球界OBが着目する阪神 新勝利の方程式 "藤川2世"の「秘密兵器」とは
また投手の期待株には今季がプロ5年目となる右腕、佐藤蓮の名前をあげた。
「ボールの力ということを考えると、藤川監督が(現役時代は)ボールの力、ボールの質で抑えていった そういうのを重ねあわせて、佐藤蓮に託すか、そんな感じも見受けられる」と力投型である佐藤が勝利の方程式の一角として、躍進する可能性もあるとした。
佐藤蓮は2020年ドラフト3位入団、同期には佐藤輝明、中野拓夢、伊藤将司と1軍ですでに活躍している面々が多くいる黄金世代として知られる。
本格覚醒が期待されながら、ここまでは育成契約も経ながら、昨年7月に支配下復帰。ファームで力をつけ、9月30日のDeNA戦で7回にプロ初登板、150キロ超えの直球、カーブ、フォークを駆使し、1イニングを三者凡退に抑えた。
救援投手陣では同じくパワー型の湯浅京己が近年はコンディション調整に苦しみ、浜地真澄が現役ドラフトでDeNAに移籍した背景もある。
高木氏も「ここらへんのスタイルができるのが佐藤かな」としながら、佐藤蓮に関して「ボールの力から考えるとクローズアップされてくるかな」と、今季のブレイクに期待を寄せた。
現役時代は「JFK」と呼ばれる、鉄壁の勝利の方程式の一員だった藤川監督が今季、救援投手陣をどう整えていくかも、V奪回に向けて大事なポイントとなる。
黄金世代からまた一人、1軍定着する選手が出てくるか。背番号「98」の挑戦に注目したい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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