【現役ドラフト】巨人が大金星! 阪神ドラ1・馬場皐輔を獲得で現場も喜ぶ理由
阿部新監督にとっても実り多き現役ドラフトとなったようだ(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
日本野球機構(NPB)は12月8日、「現役ドラフト」の結果を発表した。同制度は出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化させることを目的として昨年から導入されたもの。新制度1年目は大竹耕太郎(ソフトバンク・阪神)、細川成也(DeNA→中日)などが新天地で躍動。チームの中心選手として活躍したことで、実施2年目の今回はどんな選手が移籍するのか、注目されていた。
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まず大きく注目を集めたのは巨人から指名された馬場皐輔投手(28)。馬場は2017年のドラフト1位選手。今季は19試合の登板で2勝1敗3ホールド、防御率2・45。手厚いブルペン陣の陰で出場機会を減らしたが、安定した制球力を持ち、実力は折り紙つきとあって、今季もリーグワーストの救援陣とブルペン補強がテーマの巨人にとってはまさに大金星ともいえる大きな補強となった。
馬場は2020年に中継ぎとして頭角を現すと、同年は32試合に登板し、防御率2・08と結果を残した。翌年の21年も44試合に登板、3勝10H、防御率3・80で勝利の方程式の一角として活躍した。
150キロ超えの直球と鋭く落ちるフォークのコンビネーションが持ち味とあって、勝利の方程式構築に悩む巨人にとっては、またとない人材となりそうだ。
また昨年はソフトバンクから大竹を指名し、見事花を咲かせることに成功した阪神はオリックスから漆原大晟投手(27)を指名。漆原はプロ5年目の今季、救援で16試合に登板し、0勝0敗1ホールド、防御率3・00の成績を残した。
岡田彰布監督の選手を見る目の確かさは知られているため、漆原をどのようにチームにフィットさせていくのかも注目となりそうだ。