「年俸3倍増もありうる」高木豊氏が第2回現役ドラフト組を総チェック、大幅昇給が見込まれる選手、「ダークホース」とした選手とは
高木豊氏
第2回現役ドラフトが12月8日に開催された。同制度は出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化する目的に行われたもので結果は以下の通りとなった。
阪神・漆原大晟投手(オリックス)、広島・内間拓馬投手(楽天)、DeNA・佐々木千隼投手(ロッテ)、巨人・馬場皐輔投手(阪神)、ヤクルト・北村拓己内野手(巨人)、中日・梅野雄吾投手(ヤクルト)、オリックス・鈴木博志投手(中日)、ロッテ・愛斗外野手(西武)、ソフトバンク・長谷川威展投手(日本ハム)、楽天・桜井周斗投手(DeNA)、西武・中村祐太投手(広島)、日本ハム・水谷瞬外野手(ソフトバンク)。
【動画】【現役ドラフト】”3倍増の可能性”環境の変化で年俸が倍増する可能性のある大化け選手3名について語ります!
また昨年の第1回現役ドラフト組の中からは、チームトップの12勝をあげ、日本一に貢献した阪神・大竹耕太郎(ソフトバンク→阪神)が今オフの契約更改で昨年の2000万円から約3倍増となる4700万円アップの6700万円、リーグ4位の24本塁打をマークした中日・細川成也(DeNA→中日)が990万円から約4・5倍アップとなる4500万円(年俸はいずれも推定)と、大幅昇給を勝ち取ったことも話題を呼んだ。
移籍の活性化をうたった同制度で1年目から新天地でしっかり結果を出した選手も出たことで、第2回の現役ドラフトの人選、「期待値」についても球界内から様々な考察の声が出ている。
現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務めた野球解説者の高木豊氏は11日に自身のYouTubeチャンネルを「来シーズン大化けの現役ドラフト選手とは」のタイトルで更新。
昨年も同様の企画を行い、その中で活躍が見込まれる選手として、大竹、細川、陽川尚将(阪神→西武)3人の名前を挙げていた高木氏。的中率の高さも話題になったことから、今年もその〝予想〟に注目が高まりそうだ。
まず最初に取り上げたのは「鉄板で面白くないかもしれない」としながら、阪神から巨人に移籍した馬場投手の名前を挙げた。リリーバーとして阪神でも実績を残してきた馬場投手について高木氏も「相当な活躍が見込まれる」とコメント。
阿部慎之助監督のチーム方針として選手に負荷をかけないことも伝えられていることから「楽なところから投げて」、いずれかの段階でプレッシャーのかかる、7回、8回などの大事な場面を託すのではないかとの予想を示した。同選手に関しては三振率の高さもゲームを優位に進めるとした。
来オフの年俸に関しては「7000万円」と今季からの倍増を予想した。