プロ野球選手の喫煙率が高い3つの理由

タグ: , , 2018/11/22

プロ野球選手の喫煙率が高い3つの理由

 なぜ、プロ野球選手の喫煙率は高いのでしょうか。いくつか思い当たる理由を挙げてみましょう。

(1)指導者がみんな吸っている
 高校、大学と学生野球の指導者からして、愛煙家は多いです。

 犬は飼い主に似るといわれます。高校、大学時代に最も多く接する「大人」がタバコを手放さなければ、「大人になったら俺も」となるのは自明の理でしょう。

(2)先輩もみんな吸っている
 プロ野球のルーキーはまず寮生活を始めます。

 野球は団体競技。タテ社会になじんで、「うまくやる」ことも成功への条件です。するとどうでしょう。練習の合間や夕食後の憩いのひととき、先輩たちと本音で語り合う時間も必要になる。「吸う?」「あざーす」。気づいたら片手にタバコが「嗜み」になっていることもしばしばです。

(3)ストレスフルな競技である
 「野球は失敗のスポーツ」といわれます。

 打者なら3割打てば名選手。7割は失敗するわけです。気持ちの切り替えが必要になります。
 投手も同様。難解なサインに応じなくてはならない。思い通りにならないことも多々あり、イライラが募ります。サッカーのようにずっと走る回る競技ではなく、イニングの間に一服できる時間がある以上、「ちょっと一息」つきたくなる気持ちは分からないでもありません。

取材する側は「選手の本音を引き出しやすいのは喫煙所」

 ある夕刊タブロイドの記者は、「キャンプ取材で選手の本音に触れたいのなら、グラウンドを動き回るよりも喫煙所を張ることの方が効果的だ」と話していました。指導者や同僚への不満などが、ポロリ飛び出し、チームの実情が理解できるというのです。

 ちなみにカメラマンは選手、指導者の喫煙写真を撮影、掲載しないのが「暗黙の了解」。スポーツマンらしくないと、親会社からクレームが入るというのがその理由です。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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