プロ野球選手の喫煙率が高い3つの理由
プロ野球選手の喫煙率が高い3つの理由
なぜ、プロ野球選手の喫煙率は高いのでしょうか。いくつか思い当たる理由を挙げてみましょう。
(1)指導者がみんな吸っている
高校、大学と学生野球の指導者からして、愛煙家は多いです。
犬は飼い主に似るといわれます。高校、大学時代に最も多く接する「大人」がタバコを手放さなければ、「大人になったら俺も」となるのは自明の理でしょう。
(2)先輩もみんな吸っている
プロ野球のルーキーはまず寮生活を始めます。
野球は団体競技。タテ社会になじんで、「うまくやる」ことも成功への条件です。するとどうでしょう。練習の合間や夕食後の憩いのひととき、先輩たちと本音で語り合う時間も必要になる。「吸う?」「あざーす」。気づいたら片手にタバコが「嗜み」になっていることもしばしばです。
(3)ストレスフルな競技である
「野球は失敗のスポーツ」といわれます。
打者なら3割打てば名選手。7割は失敗するわけです。気持ちの切り替えが必要になります。
投手も同様。難解なサインに応じなくてはならない。思い通りにならないことも多々あり、イライラが募ります。サッカーのようにずっと走る回る競技ではなく、イニングの間に一服できる時間がある以上、「ちょっと一息」つきたくなる気持ちは分からないでもありません。
取材する側は「選手の本音を引き出しやすいのは喫煙所」
ある夕刊タブロイドの記者は、「キャンプ取材で選手の本音に触れたいのなら、グラウンドを動き回るよりも喫煙所を張ることの方が効果的だ」と話していました。指導者や同僚への不満などが、ポロリ飛び出し、チームの実情が理解できるというのです。
ちなみにカメラマンは選手、指導者の喫煙写真を撮影、掲載しないのが「暗黙の了解」。スポーツマンらしくないと、親会社からクレームが入るというのがその理由です。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]