【ドラフト特集】阿部新体制の巨人が獲るべき人材は?最優先は即戦力投手、岡本和真のメジャー志向も気がかり

タグ: , , , 2023/10/17

 2位で狙う内野手としては明瀬諒介(鹿児島城西)と広瀬隆太(慶応大)の2人を挙げたい。ともに右のスラッガーで、粗さはあるものの高い弾道と飛距離は大きな魅力である。特に明瀬は肩の強さも申し分なく、サードでしっかり鍛えたい素材である。秋広優人、浅野翔吾と高校卒の野手が育ってきているだけに、さらに明瀬が加われば野手陣の見通しは一気に明るくなるだろう。

 野手でもう一つ気になるのが捕手だ。大城卓三、岸田行倫の2人は安定しているが、24歳以下の若手捕手で支配下の選手は山瀬慎之助しかいない。育成で2年目の大津稜也は楽しみな存在ではあるが、1人くらいは将来の正捕手を担えそうな素材を獲得しておきたい。3位以降で狙えそうな選手として面白いのが鈴木叶(常葉大菊川)だ。夏は故障で不完全燃焼に終わったものの、下級生の頃からその強肩と柔らかいバッティングは評判になっていた選手である。フットワークが良く、仮に山瀬と大津との争いに敗れたとしても他のポジションで勝負できそうな雰囲気があるのも魅力だ。





[文:西尾典文]

【著者プロフィール】

1979年生まれ。愛知県出身。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究し、在学中から専門誌に寄稿を開始。修了後も主に高校野球、大学野球、社会人野球を中心に年間300試合以上を現場で取材。2017年からはスカイAのドラフト中継でも解説を務めている。

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